奥能登の白菊の酒造り
作業の多くは手作業。米は全て10Kgほどに分けて洗われ、秒単位の限定吸水にて管理。翌朝、昔ながらの和釜に甑を据え、強い蒸気で米を蒸します。蒸し上がった米は丁寧に拡げて晒され、予定温度になるまで自然放冷。冬の冷たい空気が頼りです。
昼夜問わずの温度管理。山から引かれた軟水の仕込み水を用いて、醪は蔵の理想の温度経過を辿り、醸されます。
搾りは佐瀬式とよばれる方式で、二日かけてゆっくり丁寧にしぼられます。
出来上がった酒の味わいは穏やかでやわらか。米の旨みが甘みとして感じられる癒し系。料理の味わいをより一層引き立てます。